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中電「表面温度」を変更

 中国電力は27日、島根原発1号機(松江市鹿島町)の燃料プールの水が全て抜けた場合、保管されている使用済み核燃料722体の表面温度が260度まで上がると説明していた試算結果を、360度に改めたと明らかにした。

 計算で使った解析コードに不具合があったため。燃料棒の安全性を保障する基準は1200度のため、影響はないとしている。

 中電は、1号機の廃炉工程を示す廃止措置計画を原子力規制委員会に申請する際、米国の研究機関が提供するコードを使用した計算結果を、島根県など原発30キロ圏の自治体や住民に説明していた。だが、7月下旬、コードが一定の条件下で使う計算式に不具合があると中電に連絡があった。

(2016年9月28日朝刊掲載)

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