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米軍騒音 測定器を増設 防衛局 益田市匹見・邑南 あすから運用

 中国四国防衛局は、県西部での米軍機の低空飛行訓練による騒音の影響調査のため、益田市と邑南町の各1カ所に騒音測定器を増設し、10月1日に運用を始める。

 設置したのは、益田市匹見町道川の道川地区振興センターと、邑南町日和の日和公民館。2013年に島根あさひ社会復帰促進センター(浜田市旭町)に置いた装置と同じく、約1カ月分のデータが保存可能という。防衛局の装置は県内で3カ所となり、測定結果はホームページで毎月公表する。

 米軍機の飛行ルート上にあるとみられ、騒音を計測した回数が特に多い地域を選んだ。15年1~12月に70デシベル以上を計測した875回のうち、今回の設置対象となった旧匹見町は156回、旧石見町では204回だった。

 県西部の騒音測定器はこのほか、県が3市2町に計9カ所、浜田市が1カ所、邑南町が2カ所に独自に設置している。(秋吉正哉)

(2016年9月30日朝刊掲載)

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