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原発と海外エネ事情語る 上関推進派 大学教授招き講演会 山口県上関

 原発とエネルギー事情への理解を深める講演会が23日、山口県上関町の町総合文化センターであった。同町での中国電力上関原発建設計画に賛成する「上関町青壮年連絡協議会」の主催。約150人(主催者発表)が参加した。

 講師の山本隆三・常葉大教授(環境エネルギー政策)は「エネルギーの安全保障や温暖化の観点から、米英では化石燃料に依存しない原発を必要と考える国民が多い」と説明。リスクと利益を踏まえ、国内でも再稼働や新設を進める必要があるとの見方を示した。

 同協議会は原子力の日(26日)に合わせた講演会を2年前から開いている。推進派の上関町まちづくり連絡協議会の古泉直紀事務局長(58)は「福島の事故以降、原子力の不安ばかりが取り上げられている。正しい理解につながれば」と話した。(井上龍太郎)

(2016年10月24日朝刊掲載)

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