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残留孤児ら ちぎり絵で祝う 広島・重慶 友好都市提携30年 中区でNPOが作品展

 広島市と中国・重慶市の友好都市提携30年を祝う「日中和紙ちぎり絵展」が26日、広島市中区の県民文化センターで始まった。中国残留日本人孤児たちでつくるNPO法人「虹橋の会」(西区)が企画した。無料。30日まで。

 同会会員に加え、県内外のちぎり絵サークルのメンバーや重慶市の学生たち480人が503点を出品した。パンダの愛らしい姿や宮島(廿日市市)の水中花火大会など、日中双方の特色ある作品が並ぶ。

 同会は2002年、広島市在住の残留孤児や家族、支援者が結成。12年から隔年でちぎり絵展を開く。

 残留孤児として大連市で育ち、1996年に帰国後は西区で暮らす岩井梅子理事長(71)は「日中の懸け橋になるよう、息の長い文化交流を続けたい」と願っている。(栾暁雨)

(2016年10月27日朝刊掲載)

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