×

ニュース

原爆テーマに出張映画講座 中区で市立大

 広島で被爆した少女の恋愛を描いた映画「純愛物語」(1957年)をテーマにした広島市立大の出張講座が23日、中区の市映像文化ライブラリーであった。

 同大国際学部の柿木伸之准教授(哲学)=写真=が、犯罪に手を染めながらも懸命に生きる少女の姿を活写した映画の筋書きを説明。「周囲の無理解や差別などを緻密に描いている。いち早く内部被曝(ひばく)の問題を取り上げた」と評価した。

 同大とライブラリーの主催。学生や市民約90人が参加し、講座の後に作品を鑑賞した。

(2012年6月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ