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平和宣言の旗 被団協に託す 岐阜の中学生

 修学旅行で広島市を訪れた岐阜県各務原(かかみがはら)市の桜丘中の3年生が27日、自らの平和宣言を寄せ書きした巨大な旗を、広島県被団協(金子一士理事長)のメンバーに届けた。

 旗は縦約2メートル、横約4メートル。生徒159人が「平和に生きていることに心から感謝」など、平和を築く決意を白地に書き込んだ。

 一行は、中区の中国新聞本社ビルで、被団協の大越和郎事務局長たち4人から被爆体験を聞いた後、平和記念公園へ移動。原爆慰霊碑前で大越事務局長に旗を手渡した。

 生徒は1カ月にわたってヒロシマの被害などを学び、旗を仕上げた。丹羽亮介君(15)は「みんなが平和を願い、争いのない世界になってほしい」と旗に込めた願いを語った。旗は今後、被爆者たちが集まる会合などで掲げる機会を探す。

(2012年6月28日朝刊掲載)

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