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FA18 浜田低空飛行か こども園上空 市職員撮影

 米軍のFA18戦闘攻撃機とみられる1機が27日午後4時ごろ、島根県浜田市旭町丸原の認定こども園「あさひ子ども園」上空を低空飛行していたことが28日、分かった。

 同時刻ごろ、同市旭支所職員が、支所屋上から山の中腹や同支所近くの市民体育館の屋根越しに飛行する機影を撮影した。同支所設置の騒音測定器は76・3デシベルを記録した。同園によると、園児が帰り支度をしていた時に騒音が発生し、耳をふさぎうずくまって泣く子どももいたという。藤田美津恵園長は「爆音で、墜落したんじゃないかと思った」という。

 広島、島根両県で米軍機訓練の実態を調査している住民団体「米軍の低空飛行の即時中止を求める県北連絡会」は28日、同市旭町で機影を撮影した市職員から聞き取った。同会の岡本幸信事務局次長は「学校などへの影響を最小限にするとした日米合同委員会の合意を無視した行為で許せない」と言う。今回の低空飛行を受け、市は米海兵隊岩国基地(岩国市)に照会した後、中止要請を検討するとしている。(浜岡学)

(2012年6月29日朝刊掲載)

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