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福島 核燃料冷却停止 自治体報告遅れ「大変問題ある」 松江市長

 松江市の松浦正敬市長は24日の会見で、福島県沖を震源とした22日の地震で、福島第2原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却設備が一時停止したことについて、東京電力から地元自治体への連絡が約1時間後になったことに、「大変問題がある」と述べた。

 松浦市長は、「福島第1原発事故から5年がたち、慣れが生じているなら問題。東電で調査した結果を国や中国電力を通じて確かめる」とした。地元の島根原発1、2号機で使用済み核燃料を冷却している中国電力にも「スピード感を持って通知してもらえるよう再確認したい」とした。

 一方、島根県の溝口善兵衛知事は同日の会見で「報告をするには若干の時間が必要。適切な時間だったか、国がチェックする必要がある」と述べるにとどまった。

(2016年11月25日朝刊掲載)

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