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艦載機移転反対 市議会に請願書 廿日市の市民団体

 来年ごろまでに計画されている米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機部隊移転を巡り、廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する県西部住民の会」は28日、廿日市市議会に請願書を提出した。同部隊と夜間離着陸訓練(NLP)施設の移転に反対する意見書を国に出すよう求めた。

 請願書は「西中国山地の米軍の訓練空域、エリア567で低空飛行が日常化し、佐伯、吉和両地域の騒音被害は甚大」と現状を説明。艦載機の訓練空域に山陰沖が設定されていることに関して「廿日市市上空を行き来することになり、騒音と事故の不安が深刻化する」と懸念を示す。

 議長室を訪れ、藤田俊雄議長に提出した坂本千尋事務局長(63)は「宮島上空でも米軍機目撃が増えている。観光に悪影響が出ないよう対応してほしい」と話した。

(2016年11月29日朝刊掲載)

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