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周南で10日 設立講演会 児玉源太郎顕彰会

 日露戦争の勝利に大きな役割を果たし、明治の近代化に貢献した周南市出身の陸軍軍人、児玉源太郎(1852~1906年)の顕彰会は10日午後2時から、同市徳山の市文化会館で設立記念講演会を開く。

 演題は「児玉源太郎にみる日本近代史の転換点」。講師の北九州市立大の小林道彦教授(日本政治外交史)は著書で、軍部にあって軍備拡張の抑制を主張し、伊藤博文と連携して軍部を内閣の統制下に置こうとしていたことなどを紹介。「昭和の悲劇を食い止める可能性のあった軍人、政治家」としての再評価を唱えている。

 聴講料は顕彰会会員は無料、一般は千円。申し込みは3日まで。顕彰会事務局Tel0834(22)8190。

(2016年12月2日朝刊掲載)

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