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呉市、旧海軍2施設購入へ 青山クラブ・桜松館 市長意向 観光・文化発信施設に

 呉市の小村和年市長は5日、旧海軍の宿泊施設だった幸町の青山クラブと、隣接する桜松館を国から買い取る意向を明らかにした。この日開会した市議会定例会の一般質問で答えた。(浜村満大)

 小村市長は「市中心部の活性化を推し進めるために必要不可欠な施設であり、取得したい」と強調。近くの入船山記念館や宝町の大和ミュージアムと併せ、「経済の好循環を生み出すポテンシャルを秘めた財産。観光客を迎えるための投資につながる」と述べた。

 市の構想では、桜松館は特産品、飲食を提供する休憩施設や歴史、文化の情報を発信する施設に改修。青山クラブは老朽化が激しいため、解体して駐車場にする。大和ミュージアムと両施設一帯を周遊できる遊歩道の新設も検討する。

 青山クラブは1903年に旧海軍の集会所として建設され、増改築を経て36年に現在の姿になった。現在は海上自衛隊呉地方総監部の援護業務課などが一部を使う。桜松館は05年に建設され、29年に建て替えられた。現在は海自隊呉音楽隊の練習拠点。両施設に入る団体は、来年6月末までに近くで整備中の新庁舎などに移る。

 市議会はこの日の定例会で会期を19日までの15日間と決めた。長ノ木トンネルの補修工事費を含む16億7100万円の2016年度一般会計補正予算案など28議案を上程した。

(2016年12月6日朝刊掲載)
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