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被爆樹木保存願い寄付 広島市へ中国四国博報堂と中国新聞社

 被爆樹木の保存に役立ててもらおうと、中国四国博報堂(広島市中区)と中国新聞社は22日、両社の共同企画「緑の伝言プロジェクト」で募った協賛金の一部20万円を広島市に寄付した。

 中国四国博報堂の池田繁実社長と中国新聞社の木原慎二広告局長が中区の広島国際会議場を訪問。企画に協賛した11社から集まった寄付金を市国際平和推進部の柴田吉男部長に手渡した。柴田部長は「命の大切さを伝える被爆樹木を大切にしていきたい」と話した。

 プロジェクトは被爆60年を機に2005年にスタート。毎年8月6日の中国新聞朝刊に被爆樹木を紹介する広告を掲載し、ポスターにして市内の公立小中高校に配布するほか、被爆樹木を巡るイベントなどを開く。被爆樹木は現在、市内に161本残る。(益田里穂)

(2016年12月23日朝刊掲載)

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