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「新着資料展」 来月4日再開 広島の原爆資料館浸水で中断

 原爆資料館(広島市中区)は26日、9月の大雨で浸水後に中断していた東館地下1階特別展示室での「新着資料展」を、来年1月4日に再開すると発表した。期間は2月末まで。

 同館によると、展示室の浸水は9月18日朝に判明。前日の大雨で排水が追い付かず、地上につながる非常口の扉の隙間から雨水が流れ込んだとみられる。同館は同日に展示を中断し、カーペットの張り替えや室内の除湿、換気作業をしてきた。流入元の地上のドアの隙間をゴム製パッキンでふさぐなど再発防止の処置も終えたという。

 新着資料展は、2014年度に寄贈された被爆資料や遺品計72点を紹介する内容。今年3月に始まり、11月末までの予定だった。

(2016年12月27日朝刊掲載)

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