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原発ダクト腐食 亀裂や穴19ヵ所 島根2号機

 中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町)の中央制御室の空調換気ダクトで腐食による亀裂や穴が見つかった問題で、中電は27日、点検を終えた結果、計19カ所になったと発表した。

 8日に保温材を外した際に、腐食穴(縦30センチ、横100センチ)が見つかったのを機に、保温材で覆ったダクト(総延長271メートル)を点検した。ほかに腐食3カ所、ダクトと補強材をつなぐリベット(びょう)も10個が外れ、直径5~10ミリの穴が開いたままだった。いずれも外気取り入れ口から約60メートルの範囲内だった。

 結果を受け、島根県と松江市は28日、立ち入り調査を実施する。

(2016年12月28日朝刊掲載)

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