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古式泳法 寒中の妙技 元安川 広島市中区

 古式泳法による寒中水泳大会が9日、広島市中区の原爆ドームそばの元安川であった。一般参加も含め、11~73歳の35人が厳しい寒さの中、心身を鍛えた。

 約400年前から伝わるとされる泳法を受け継ぐ神伝流広島游泳同志会が主催。静川周(めぐる)会長(72)たちが日傘を持って立ち泳ぎしたり、手足を縛ったまま泳いだりと多彩な技を披露し、観光客たちから拍手が湧いた。

 この日午前9時半ごろの川の水温は9度。ボーイスカウトの小学生や広島大水泳部員も次々と川に入り、気合を入れて泳いだ。

 神崎小6年前川怜人君(11)=中区=は「冷たかったけれど最後まで泳げた。この調子で今年は苦手な算数を克服したい」と話していた。(菊本孟、写真も)

(2017年1月10日朝刊掲載)

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