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松岡洋右の句集出版 親族の元衆院議員 満寿男さん 戦前から晩年まで167句 

 光市長や衆院議員などを務めた松岡満寿男さん(82)=同市室積=が、大叔父で同市出身の元外相、松岡洋右(1880~1946年)の句集「外交官・松岡洋右の俳句」を出版した。

 1940年のドイツ、イタリアとの三国同盟締結を機に翌41年3~4月、2国に赴き、帰路に旧ソ連と中立条約を結んだ外遊の際と、45年までの晩年に詠んだ俳句計167句をまとめた。シベリア鉄道での長旅の情景や訪れた街の様子などを切り取り、日記代わりになっている。日本を思う句も多い。

 松岡が総裁を務めた南満州鉄道(満鉄)の元社員や家族でつくる「満鉄会」が2016年3月に解散。理事長を務めていた松岡さんは、同会の資料を国立国会図書館(東京)に寄贈した。その中にあった雑誌に松岡の俳句を見つけ、句集にしようと決めた。

 松岡さんは「教科書では学べない松岡洋右の国への思いを俳句から感じてほしい」と話している。全199ページで、1800円。東京四季出版Tel042(399)2180。(高田果歩)

(2017年1月11日朝刊掲載)
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