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山口振興の功績しのぶ 畑原県議会議長葬儀に2500人

 8日に62歳で死去した山口県議会議長の畑原基成氏(自民党、岩国市・和木町選挙区)の葬儀が11日、岩国市のベルコシティホール岩国で営まれた。山口、広島両県政界の関係者たち約2500人が参列し、早すぎる別れを惜しんだ。

 村岡嗣政山口県知事と高村正彦自民党副総裁(山口1区)は弔辞で、米海兵隊岩国基地(岩国市)を巡る手腕を回想した。村岡知事は「岩国錦帯橋空港の開港や新たな交付金の創設などさまざまな課題に対応した」と振り返った。高村氏は「国と地方の調整役として、安心安全の確保や地域振興策の充実はもとより、国の外交防衛政策の推進にも貢献した」と感謝した。

 畑原氏の長男で喪主の勇太さん(32)は「皆さんが、父にとってかけがえのない宝だった。私も皆さんから宝の一人として認めてもらえるよう努めていく覚悟だ」と述べた。

 畑原氏は岩国市出身。旧山口県錦町長を経て1999年に県議へ初当選し、2015年5月に議長へ就任した。昨年10月25日に入院して手術を受け、いったん公務へ復帰したが、12月2日から再び休養していた。(村田拓也)

(2017年1月12日朝刊掲載)

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