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社説・コラム

『きらり人』 海上自衛隊岩国基地の第31航空群司令に着任 畠野俊一さん=岩国市 

米軍と良好な関係築く

 「隊員個々の力は微々たるもの。それを結集させ、一致団結する部隊を目指す」。昨年12月、第5航空群(那覇市)から着任し、記者会見で意気込みを語った。

 日米で共同使用する岩国基地の勤務は初めて。「長い歴史の中で在日米軍と歩んできた実績がある。今まで積み重ねてきたものを進化させ、良好な関係を築きたい」。着任の訓示では、隊員に部隊内外での「和」の大切さを説いた。

 1984年に海自入り。対外的な窓口となる海上幕僚監部広報室長を務めた一方、不審船の武装解除などを担う特殊部隊「特別警備隊」(江田島市)の隊長を2度任された経歴を持つ。「肉体的にも精神的にも強い人間をつくるのは大変な作業だったが、いい経験になった」。隊長時代をそう振り返る。

 趣味は、ジョギングなど体を動かすことや読書。「酒は多めにたしなむ程度」と笑顔を見せ、岩国の地酒も楽しみにする。鹿児島県枕崎市出身。(松本恭治)

(2017年1月13日朝刊掲載)

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