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本紙「オバマ氏報道」に特別賞 新聞労連ジャーナリズム大賞

 新聞労連は13日、平和と民主主義の確立、報道の自由などに貢献した記事に贈る「新聞労連ジャーナリズム大賞」を、原発事故で福島県から横浜市に自主避難した生徒へのいじめ事件を報じた共同通信の記事と毎日新聞の連載「チャイナ・センセーション」の2件に決めた。特別賞に中国新聞の「オバマ大統領広島訪問に関する一連の報道」を選んだ。

 優秀賞は、防衛大学校の学生の任官拒否が2倍になったと報じた時事通信の記事に決まった。

 中国新聞はオバマ氏の広島訪問が正式に決まった昨年5月から、現職の米大統領が初めて被爆地を訪れる意義を問う連載、核なき世界を追求するオバマ演説に対する解説、スピーチ原稿の背景を探る検証などの報道を展開。世界に発信しようと記事の一部は英語や中国語、フランス語、ロシア語に翻訳して、ヒロシマ平和メディアセンターのウェブサイトに掲載している。

 特別賞は他に共同通信、沖縄タイムスが受賞した。ルポライターの鎌田慧さんたち4人が審査した。(永井友浩)

(2017年1月14日朝刊掲載)

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