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松江市、条件付き同意 空中給油機 安来市も島根県に伝達

 防衛省が航空自衛隊美保基地(境港市)へ空中給油機KC46Aを配備する計画について、松江市の松浦正敬市長が17日、島根県庁を訪れ、条件付きで同意する回答書を溝口善兵衛知事に提出した。安来市も同日、同意を伝達。県は県議会の意見を踏まえ、中国四国防衛局に回答する。

 松江市の回答書は、要望として安全確保、騒音対策、国の交付金がある特定防衛施設関連市町村指定による生活環境整備や地域振興の3項目を、国に働き掛けるよう求めた。

 松浦市長は、昨年12月に沖縄県名護市沖で起きた米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの空中給油訓練中の事故に触れ「空中給油の安全確保をしっかりしてほしい」と述べた。

 安来市は森脇光成副市長が防災部の岸川慎一部長に回答書を提出。安全運行と騒音対策、速やかな情報提供を求めた。

 昨年9月、防衛局は2020年度以降に配備する計画を島根、鳥取両県に説明。県は松江、安来市に意見を照会していた。(西村萌)

(2017年1月18日朝刊掲載)

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