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米国人 働いて学ぶヒロシマ デモイン市職員ゴールドベックさん 高校生と交流も

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)の米国のリーダー都市、アイオワ州デモイン市の職員パ・バング・ゴールドベックさん(27)が同会議事務局の広島平和文化センター(広島市中区)でインターンシップをしている。原爆被害や平和活動を学び、帰国後に施策の立案に生かす。

 ゴールドベックさんはデモイン市長の業務調整を担当。17日は広島女学院高(同)で生徒約60人と交流し、デモイン市長が核兵器廃絶を訴えた昨年8月の「広島長崎追悼式典」など市の取り組みを写真を交えて紹介した。

 広島市滞在は11~23日。被爆証言を聞いたり、被爆樹木の苗木の普及などの平和活動を学んだりする。「核兵器の長期的な影響や他都市の活動を学び、米国で加盟都市を増やしたい」と話している。

 同会議は加盟都市の活動活性化へ、本年度からインターンシップを始めた。ゴールドベックさんは5人目。(水川恭輔)

(2017年1月18日朝刊掲載)

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