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オバマ氏退任後も連携 広島市長 核兵器廃絶に向け

 広島市の松井一実市長は18日の記者会見で、20日に退任するオバマ米大統領と、核兵器廃絶に向けた活動で連携したいとの考えを示した。

 松井市長はオバマ氏の昨年5月の広島訪問に触れた上で「退任後も広島の思いをくんで、核兵器なき世界の実現に尽力していただけると考えている」と強調。連携の一例として、8月に長崎市で4年に1度の平和首長会議(会長・松井市長)の総会が開かれることを挙げて「総会に来てもらえるかと投げ掛ける手もある」と述べ、広島に続く被爆地訪問を期待した。

 一方のトランプ次期大統領に関しては「平和な世界へ視点が向けばいいが、内向きな統治を全面に出せば紛争が起きかねない」と懸念。「大統領として何をするか、まだまだ不確定要素はある」として注視する考えを示した。(長久豪佑)

(2017年1月19日朝刊掲載)

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