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広島の世界遺産 眺望景観考える 28日

 世界遺産の原爆ドーム(広島市中区)と厳島神社(廿日市市)の「眺望景観」について考えるシンポジウムが28日午後1時半から、中区の広島国際会議場である。昨年12月にそろって世界遺産登録20年を迎えたのを機に、広島、廿日市両市合同で初めて企画した。

 眺望景観とは、特定の場所から対象を眺めた時の風景。建物の高さ制限とまちづくりに詳しい大沢昭彦・高崎経済大准教授(都市計画)が基調講演。その後、両市の景観審議会の会長を交え、二つの世界遺産の景観保全について意見を交わす。

 広島市は新年度にドーム北側エリアを対象にした建物の高さの法規制の検討を始める。市都市計画課は「シンポを通じ、市民が将来に残したい都市景観を考える契機にしたい」としている。無料。同課Tel082(504)2277=平日のみ。

(2017年1月21日朝刊掲載)

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