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被爆者証言集 広島市に寄贈 創価学会広島女性平和委

 創価学会広島女性平和委員会は、広島で被爆した女性14人の証言集「女性たちのヒロシマ」を出版した。広島市東区のホテルで21日、記念式典を開き、約320部を市に寄贈した。

 委員会の12人が被爆者たちから証言を聞き、まとめた。大やけどを負い逃げまどった当時の状況や、体調不良に苦しみながら働いた様子がつづられている。英語訳も添えた。B6判、408ページで1512円。

 式典で、創価学会の篠原康司副会長中国長が松井一実市長に目録を手渡した。市は市立の小中学校や高校、図書館などに置く。渡辺浩子委員長は「復興を懸命に支えた女性の姿を記録し、世界平和への願いを伝えたい」と話した。

(2017年1月22日朝刊掲載)

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