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ネバダデー 核廃絶誓う 被爆者団体座り込み 広島から 世界から

 米国が1951年にネバダ州で核実験を始めた「ネバダデー」の27日、核廃絶を訴える座り込みが広島市中区の平和記念公園であった。県原水禁などが呼び掛け、被爆者たち約60人が集まった。

 県原水禁の金子哲夫代表委員(68)はあいさつで3月の「核兵器禁止条約」の交渉開始に触れ、「ヒロシマもこの国際社会の動きに連帯していかなくては」と訴えた。正午すぎから約30分間、寒風が吹く中「核実験全面禁止」などと書かれた横断幕を掲げ、原爆慰霊碑の前に座り込んだ。

 ネバダ核実験場閉鎖や核実験の全面禁止などを求めるアピール文を採択。安倍晋三首相宛てに首相官邸へ、米国のトランプ大統領宛てに東京の大使館へファクスした。(坂本顕)

(2017年1月28日朝刊掲載)

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