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市内壊滅 悲惨さ伝える 原爆関連写真 米から新たに2100点 広島の資料館

 原爆資料館(広島市中区)が昨年末、広島への原爆投下に関する写真約2100点を米国で収集した。

 米議会図書館、米海軍歴史遺産部、米国立空軍博物館の3館を初めて調査し、接写やスキャンをして持ち帰った。1月下旬に報道機関に公開した10点には、壊滅した市内を捉えた空撮の新カットや、原爆を投下したB29爆撃機エノラ・ゲイ号の乗員のサイン入り写真があった。資料館はホームページで順次公開していく方針。撮影時に意図されたであろう原爆の威力を示す記録ではなく、核兵器の悲惨さの証しとして発信する。(水川恭輔)

(2017年2月4日中国新聞セレクト掲載)

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