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インドの子らと折り鶴交流 甲奴中

 インド・ハイデラバード市の子ども訪問団が、友好都市の広島県の三次市を訪れている。25日は甲奴中(同市甲奴町)で、生徒とともに平和学習をした。

 一行は、中学1年~高校1年生に当たる11人と教師たち2人。

 この日は、甲奴中の1~3年生44人が歓迎した。広島市で被爆し、白血病のため亡くなった佐々木禎子さんについて紙芝居や写真を示しながら英語で紹介。その後、生徒と一行はグループに分かれて折り鶴を作り交流した。

 訪問団のナスル男子校のグプタ・テジャス君(15)は「禎子さんの話はとても心に響いた」。甲奴中3年大前美佳さん(15)は「英語は難しかったけど話が通じたし、平和への考えを共有できた」と喜んでいた。

 一行は24日から三次市を訪問している。29日まで滞在する。平田観光農園(上田町)などを視察し、三次きんさい祭のパレードにも参加する予定。(馬上稔子)

(2012年7月26日朝刊掲載)

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