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建国記念の日 祝典や集会 広島市中区

 「建国記念の日」の11日、広島市中区で記念行事や、米軍基地、安全保障関連法などをテーマにした市民団体の集会があった。

 企業の経営者たちでつくる奉祝委員会は、上野学園ホールで「建国を祝う集い」を開き、約1200人が出席した。会長の松浦雄一郎広島大名誉教授は北朝鮮による核実験などに言及し、「アジアの平和を維持するには、友好関係にある国々が戦争を起こさない手だてを共有しないといけない」と指摘。集団的自衛権の行使や駆け付け警護の必要性を唱えた。

 一方、原爆資料館では、平和・民主・革新の日本をめざす広島の会が集会を開き、約150人が参加した。

 俳優の故菅原文太さんの妻文子さん(75)が講演。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設や安保法に反対の姿勢を示し「このままでは日本は戦争をする国になる」と政権を批判。野党の共闘を呼び掛けた。(菊本孟、根石大輔)

(2017年2月12日朝刊掲載)

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