×

ニュース

ヒロシマ講座始まる 地方紙10人 被爆地の現状学ぶ

 全国の地方紙記者を招き、原爆被害や核兵器廃絶の取り組みを報道してもらう広島市主催の「ヒロシマ講座」が28日、同市で始まった。参加者は8月7日まで平和記念式典(6日)などを取材し、被爆地の現状を学ぶ。

 20~40代の10人が参加。中区の広島国際会議場での開講式に続き、爆心地から約2・3キロで被爆した梶本淑子さん(81)=西区=の体験を聞いた。被爆者援護対策や原爆放射線による健康被害について講義を受けたり、被爆建物を見学したりする。1日から平和関連の行事を取材する。

 福島民友新聞報道部の須田絢一記者(32)は「福島第1原発事故後、福島県民の広島への関心は高い。被爆者対策や手帳保持者の実情を取材したい」と話していた。(和多正憲)

(2012年7月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ