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　広島朝鮮高級学校（広島市東区）を運営する広島朝鮮学園（同）は１９日、授業料無償化の適用などを求める集会を同学園で開いた。保護者や支援者約１８０人が参加した。

　国は朝鮮学校を高校無償化の対象外としている。そのため、２０１３年８月、同学園と生徒たち１１０人は無償化の適用を国に求めて広島地裁に提訴した。

　集会では教職員、生徒、保護者たち５人が意見を発表。東区の同校３年鄭慶実（チョンキョンシル）さん（１８）は「後輩が怒りや悲しみを感じることなく学校生活を送れるようにしたい」と訴えた。その後、無償化に加え、県と市の補助金再開も求めるアピール文を採択した。

　集会後、参加者は市中心部４カ所で「すみやかに無償化適用を」などと書かれた横断幕を掲げ、ビラを配った。

（２０１７年２月２０日朝刊掲載）