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憲法9条守れ 纐纈氏が講演 市民の実行委集い 松江

 松江市殿町の島根県民会館で19日、市民の実行委員会が企画する「メークピースの集い」が開かれ、山口大の纐纈(こうけつ)厚名誉教授が「いま、自衛隊と憲法が危ない」と題して講演した。

 纐纈氏は、安倍内閣を「民意を無視し、特定秘密保護法や安保関連法を強行に成立させる姿は、戦前の政治手法とうり二つ」と批判。「加害者にも被害者にもならず、手を血で汚さない決意の証し」とする憲法9条を守るよう訴えた。約150人が聞き入った。

 2004年から毎年5月3日に集いを開く実行委が、駆け付け警護が可能になった南スーダンへの自衛隊派遣や、「共謀罪」構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する動きを受け、開いた。

 実行委の西間木公孝代表(42)=奥出雲町横田=は「民主主義を守っていくために、積極的に声を上げていきたい」と話した。

(2017年2月20日朝刊掲載)

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