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岩国で艦載機全て整備 移転後 政府の説明変化

 在日米軍再編で岩国市の米海兵隊岩国基地へ米海軍厚木基地(神奈川県)から空母艦載機61機が移転する計画を巡り、市は20日、国から移転後の艦載機について「高度な専門知識や技術を要する整備は岩国基地で実施する」との趣旨の説明があったことを明らかにした。政府はこれまで、移転後も高度な整備は厚木基地でするとしていたが、全ての種類の整備が岩国でされる見通しとなる。

 艦載機の整備には3種類あり、日常的な点検、整備をする「運用」▽複雑な機材整備など部分的な修理の「中間」▽航空機本体のオーバーホールなど高度な専門知識や技術を要する「補給処」―に分類される。

 移転後の艦載機の整備に関するこれまでの政府の説明では、3種類のうち「補給処」について厚木基地に隣接する日本飛行機(本社・横浜市)に委託して引き続き実施するとしていた。岩国市と同様に国から説明のあった神奈川県大和市によると、「補給処」は岩国基地の米軍格納庫内で実施される予定という。

 この日、要請のため岩国市役所を訪れた廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」の質問に、高田昭彦・基地政策担当部長たちが答えた。中国四国防衛局から1月19日に説明があったという。(野田華奈子)

(2017年2月21日朝刊掲載)
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