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「F35配備撤回 日米に要求を」 岩国市に団体要請

 岩国市の米海兵隊岩国基地への最新鋭ステルス戦闘機F35B配備や米空母艦載機移転計画を巡り、廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」は20日、F35Bの配備撤回などを日米両政府に求めるよう岩国市に申し入れた。3月7日には中国四国防衛局にも同様の要請をする。

 菊間みどり共同代表たち7人が市役所を訪れ、市基地政策課の担当者に要請書を手渡した。F35Bは1月に10機が岩国基地に配備され、残る6機は8月の予定。市側は「市として了承しており、現時点で配備撤回を求めることは考えていない」と答えた。

 また、国が1月に示した艦載機移転後の騒音予測図について、同会は「飛行ルートが実情に合っていない。岩国より廿日市で聞く騒音の方が大きい」とし、予測のやり直しを国に求めるよう訴えた。

(2017年2月21日朝刊掲載)

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