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オスプレイ岩国搬入 廿日市で抗議集会

 廿日市市などの住民でつくる「岩国基地の拡張・強化に反対する県西部住民の会」は28日、米海兵隊岩国基地(岩国市)への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ搬入に抗議する集会を、廿日市市内で開いた。

 基地監視団体、リムピース共同代表の田村順玄・岩国市議が、会員たち約70人を前に講演した。

 23日に12機を同基地に陸揚げした米軍は、回転翼を回すなどして飛行の準備を整えていると報告。オスプレイが中国山地を東西に貫く「ブラウンルート」などを低空飛行する可能性に触れ、「危険な機体が全国の空を飛ぶ。飛行中止を日本政府に働き掛け、米軍の動きを監視しなければならない」と強調した。

 最後に、「生命と豊かな自然を脅かすオスプレイの強行搬入に抗議し、即時撤退を求める」などとするアピール文を採択した。(村上和生)

(2012年7月29日朝刊掲載)

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