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福島の「それから」語る エッセー「トホホ日記」赤城さん 広島市南区で26日講演会

 中国新聞朝刊に、福島第1原発事故後の福島県での暮らしを伝えるエッセー「トホホ福島日記」を連載した高校美術教諭、赤城修司さん(49)=福島市=の講演会が26日午後1時半から、広島市南区の市総合福祉センターである。無料。

 放射線による健康被害を心配し、小学生だった娘2人を福島市から、実家のある同県会津若松市へ避難させた赤城さん。妻と交代で娘の元へ通うなどの二重生活を経験した。

 エッセーは2012年1月~13年3月にわたり計15回掲載。放射線量を測る線量計を携帯する日々や、避難生活を巡って家族と衝突したことなどを4こま漫画と文章で率直に描いた。

 講演では「トホホ福島日記のそれから」と題し、昨年4月に再開した家族そろっての福島市での生活や、事故から6年がたった街の様子を話す。

 東日本大震災や原発事故を機に広島県へ避難した人でつくる「ひろしま避難者の会アスチカ」が企画した。先着70人を24日まで受け付ける。アスチカTel082(962)8124。(奥田美奈子)

(2017年3月15日朝刊掲載)

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