連載・特集

歴史絵巻彩る国際色 21世紀の朝鮮通信使・福山市鞆

 「朝鮮通信使」の歴史をたどるイベント「21世紀の朝鮮通信使・鞆」が11、12の両日、福山市鞆町であった。日韓の関係者や住民が多彩な催しを開催。通信使の関連資料が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されるよう、機運を高めた。

 鞆港の常夜灯前では、通信使の出迎えを再現。通信使船を模した客船が到着し韓国の伝統衣装を着た関係者が上陸すると、約400人の住民や観光客たちが「歓迎」と書いた旗を振ったり、拍手したりして迎えた。

 関係者たちは、日韓の伝統的な踊りを披露しながら江戸期の風情が残る街並みを行進。観光客の求めに応じ、記念撮影に応じる場面もあった。全国ゆかりの地の市町の交流大会もあり、登録を祈った。

 備前市から訪れた土地家屋調査士中川康三さん(66)は「今こそ日韓両国が協力し、登録に導いてほしい」と話していた。(写真・安部慶彦、衣川圭、榎本直樹、文・安部慶彦)

(2017年3月18日セレクト掲載)
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