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被爆の学習会 中高生が運営 広島市中区でピースクラブ

 広島市中区の原爆資料館で被爆の実態を学ぶ中・高校生ピースクラブのメンバー23人が19日、資料館などで同世代を対象に学習会を初めて開き、県内の中高生18人が参加した。

 メンバーは原爆の惨状などを映像を交えて説明し「人類は核兵器と共存できない」と訴えた。参加者は被爆者の体験を聞き、平和記念公園内の碑を約1時間かけて巡った。平和のモニュメントをテーマにしたワークショップもあり、デザインや制作の意図などについて意見を出し合った。

 半年前から学習会の準備をしてきた広島大付属高2年井川晏寿(あんじゅ)さん(17)=東区=は「広島の人でも知らないことが多くあると再認識した。今後も発信したい」と話していた。(渡辺裕明)

(2017年3月20日朝刊掲載)

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