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広島市長「残念」 県知事も 核禁止交渉 日本不参加

 「核兵器禁止条約」の制定交渉会議に参加し、交渉を主導するよう政府に求めていた広島市の松井一実市長は28日、市役所で記者団に対し、今回の不参加を「相当残念な思い」と述べた。非核兵器保有国だけでなく、保有国を巻き込んで条約を作り、実効性を高める必要があると指摘。長崎市とも連携し、6~7月にもある会議への参加を引き続き政府に促す方針。

 広島県の湯崎英彦知事も記者会見で「大変残念だ」と語った。従来の段階的な軍縮を掲げる核保有国と、条約を「核兵器なき世界」への有効な手だてとみる非保有国の溝を埋めるよう、政府の努力を求めた。

(2017年3月29日朝刊掲載)

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