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鳥取県、準備を了承 空中給油機 美保基地配備

 航空自衛隊美保基地(境港市)への新型空中給油機KC46Aの配備計画を巡り、鳥取県は29日、防衛省中国四国防衛局に対し、格納庫の整備などの準備を認めると回答した。一方で、KC46Aは開発中のため安全性や騒音の検証が必要として、配備の是非を改めて協議するよう求めた。

 県は昨年9月、防衛省から配備計画に関する協議を打診され、境港市や隣接する米子市に意見を求めた。両市は「住民の安全確保」などを条件に同意している。

 県地域振興部の岡崎隆司部長は「新型機は開発中で地元に不安はある。その思いをくみ取ってほしい」と回答書を手渡した。中国四国防衛局の宮川均企画部長は「真摯(しんし)に受け止め、早急に対応する」と話した。

(2017年3月30日朝刊掲載)

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