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被爆ピアノ映画化 報告 調律師モデル 松井市長に矢川さんら

 被爆ピアノによる演奏会を続ける広島市安佐南区の調律師矢川光則さん(64)をモデルにした映画の製作が決まり、五藤利弘監督(48)と矢川さんが30日、市役所に松井一実市長を訪ねて報告した。

 五藤監督は、映画の企画書と2009年に被爆ピアノを題材に制作したドキュメンタリーのDVDを松井市長に手渡し、「被爆地を取材して衝撃を受けた。お力添えをお願いします」と伝えた。松井市長は「被爆の実相を広く知ってもらういい企画」とエールを送った。

 映画は、被爆ピアノや矢川さんとの出会いを通じ、若者が生きる道を見つけていく物語という。18年夏に広島などでロケ、19年の公開を予定している。(鈴木大介)

(2017年3月31日朝刊掲載)

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