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核廃絶へ国超え考える 広島で8月ジュニア国際フォーラム 県、高校生の参加募る

 広島県は8月17~20日、県内と海外の高校生たち計100人が平和について討議する「ひろしまジュニア国際フォーラム」を広島市中区の広島国際会議場などで開く。昨年に続く2回目で、外国人高校生の参加人数を前回から倍増の40人とする。多様な国・地域の立場から議論し、「核兵器のない世界」の実現に向けて発信する。

 県内からは高校生40人と県内の大学や大学院、専門学校に在籍する留学生20人が参加する。一方、外国人高校生40人は40の国・地域から1人ずつとする方針。県が友好提携するメキシコ・グアナファト州や中国・四川省、県内に留学生が多いベトナムやインドネシアなどから20人招くほか、日本に留学中の20人を招待する。

 原爆資料館を見学し、被爆体験を聞くほか、核兵器廃絶や復興・平和構築をテーマにグループ討議。それぞれの国・地域の立場などを踏まえて、幅広く議論を深める。17日からの3日間で核兵器廃絶などへの決意を盛り込んだ「広島宣言」をまとめる。最終日の20日は、世界遺産の宮島を訪問する。

 フォーラムに参加する県内の高校生40人を公募する。参加無料。希望者は県のホームページから申込書をダウンロードし、郵便か電子メールに添付して送る。5月17日必着。書類や面接などによる選考がある。県国際課Tel082(513)2361=平日のみ。(藤村潤平)

(2017年4月22日朝刊掲載)

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