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　原爆投下直後に降った「黒い雨」に国の援護対象区域外で遭い、健康に不安を持つ住民向けの本年度の巡回相談会が５月１８日に始まる。広島市と安芸太田町に今回から北広島町が会場に加わり、来年２月まで１１回ある。

　厚生労働省の委託を受け県と市が２０１３年度から実施。広島、廿日市、安芸高田の３市と府中、海田、坂、安芸太田、北広島の５町の住民たちを対象とし、１６年度は延べ８０人が相談に訪れた。「黒い雨が現在の健康に影響を与えているのではないか」といった不安に保健師や医師、臨床心理士が向き合う。

　相談は予約が必要。居住地の市町で受け付ける。広島市は原爆被害対策部援護課Ｔｅｌ０８２（５０４）２６１３＝平日午前９時～午後５時。（野田華奈子）

＜巡回相談会はいずれも午後１～５時で、会場と日程は次の通り＞（かっこ内は予約締め切り日）

　５月１８日　安佐北区総合福祉センター（４月２７日）▽６月８日　安佐南区総合福祉センター（５月２５日）▽６月２９日　豊平保健福祉総合センターそよかぜ（６月１５日）▽７月２０日　湯来南公民館（７月６日）▽８月２４日　安佐公民館（８月１０日）▽９月１４日　安公民館（８月３１日）▽１０月２６日　安芸太田町の川・森・文化・交流センター（１０月１２日）▽１１月１６日　佐伯区役所別館（１１月２日）▽１２月１４日　安佐北区総合福祉センター（１１月３０日）▽１月１１日　安佐南区総合福祉センター（１２月２１日）▽２月１５日　安芸区総合福祉センター（２月１日）

（２０１７年４月２６日朝刊掲載）