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愛宕山運動施設 「使用は限定的」 岩国 市民団体指摘

 岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転計画に伴い、国が同市愛宕山地区に整備している運動施設を巡り、市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は27日、市役所で記者会見し、「市民本位の施設になるのか疑問」と主張した。

 運動施設は米軍と市民の共同使用を前提に建設され、完成後は米軍に提供される。同団体の桑原清共同代表たちは会見で「日米地位協定上、日本側の使用は限定的になると予想される」と指摘した。

 さらに「施設内で米国人が加害者、日本人が被害者となる事件が起きた場合、米側が公正に逮捕、起訴できるのか疑わしい」との見方を示した。(松本恭治)

(2017年4月28日朝刊掲載)

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