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外国人の「平和」意識は… 中学生が聞き取り、発信へ 広島市中区

 広島市内の中学3年生20人が14日、中区の平和記念公園で外国人旅行者たちから平和への考えを聞き取った。8月5、6日に市内に集う各国政府代表や旅行者に向けて発信するメッセージに生かす。

 3、4人の6グループに分かれ、2問を英語で尋ねた。「平和に向けて中学生に期待すること」の問いには、「寛容さや相手を尊敬する心を育んで」「友人や家族を大切に」などの回答があった。

 この日は北朝鮮の弾道ミサイル発射もあり、「今は平和か」の問いには否定的な答えが目立った。

 高取北中の天野みずほさん(14)は「海外の人は世界の政情をとても心配している。不安に向き合う内容のメッセージにしたい」と話していた。

 生徒の平和意識を高めるため市教委が企画し、今年で3年目。20人は作文で選ばれ、4月下旬には被爆体験の学習をした。(堀晋也)

(2017年5月15日朝刊掲載)

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