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ケニアのスラム 子どもたちの今 教育施設関係者招き交流会 広島市西区であす

 ケニアの首都ナイロビにあるアフリカ最大規模のスラム街で生きる子どもたちを紹介する催しと交流会が19日、広島市西区である。孤児や貧困児童向けの教育施設「マゴソスクール」の関係者を招き、現地の今を伝える。市内などに住む支援者や大学生が初めて企画した。

 ケニア在住のフリーライターで、1999年からスクールを運営する早川千晶さんや校長たち3人が報告する。スラム街の生活環境や、親や家を亡くし貧しさの中でも生き生きと暮らす子どもたちの姿を紹介する。アフリカの打楽器や歌の披露もある。

 「マゴソスクールを支える会」(本部・三重県)が3人を日本に招き、「被爆地を訪れたい」との希望で広島での交流会が実現した。

 広島では、知人の主婦山本真左美さん(52)=東区=や下関市立大3年の平松優希さん(21)=下関市、広島大生たちが協力した。

 スクールで学ぶのは現在約600人。山本さんは「遠く離れた国で、厳しい環境下の子どもたちが懸命に生きていると知ってほしい」と願う。

 西区横川の「ゲストハウス縁」で午後7時から。先着50人で要予約。トークと演奏会の第1部は1500円(1ドリンク付き)。第2部の交流会も参加する場合は計4千円(食事と1ドリンク付き)。平松さんTel080(3883)2114。(栾暁雨)

(2017年5月18日朝刊掲載)

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