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岩国基地グラウラー一時配備 騒音・安全対策要請 連絡協

 岩国市の米海兵隊岩国基地へ米軍のEA18Gグラウラー電子戦機計6機が27日から約1カ月間、一時配備されるとの国からの伝達を受け、山口県と同市などの2市2町でつくる同県基地関係県市町連絡協議会(会長・村岡嗣政知事)は22日、騒音軽減や安全対策を米側に求めるよう要請する文書を中国四国防衛局(広島市中区)に提出した。

 山口県の矢敷健治総務部理事と岩国市の高田昭彦基地政策担当部長が防衛局を訪れ、宮川均企画部長に手渡した。要請文は稲田朋美防衛相宛てで、騒音対策や安全対策に万全を期す▽展開がなし崩し的に延長されることがないよう、計画通り岩国基地から離れる―の2項目を求めている。

 宮川部長は「恒常的な配備ではない。米側には騒音や安全面に最大限配慮し、展開が計画通り実施されるよう働き掛ける」とした。同協議会はこの日、岸田文雄外相宛てにも同様の文書を郵送した。(馬上稔子)

(2017年5月23日朝刊掲載)

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