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核禁止条約 締結に力 6団体が集会 国際署名推進誓う

 二つの県被団協や県生協連合会など6団体が26日、広島市中区で核兵器廃絶を目指す平和集会を開いた。日本被団協の提唱で、全ての国に核兵器を禁止し廃絶する条約締結を迫る「ヒバクシャ国際署名」の推進を誓い合った。

 生協組合員や被爆者たち約100人が参加した。代表であいさつした県生協連の岡村信秀会長理事は「核兵器禁止条約制定の動きに勇気づけられている。保有国も条約に入るよう世論を動かすのが重要だ」と強調。広島平和文化センターの岩崎静二常務理事が講師を務め、各国の保有数など核兵器を巡る国際情勢について説明した。

 両被団協が取り組む国際署名を巡っては、県生協連も独自に当面12万筆を目標に集める方針を説明。商品配送時に職員が組合員に呼び掛けたり、店舗内に署名コーナーを設けたりするという。集会では、署名推進を盛り込んだアピールを採択した。(水川恭輔)

(2017年5月27日朝刊掲載)

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