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外国人観光客が折り鶴作り挑戦 平和公園で77人

 外国人観光客に被爆地広島で平和への思いを深めてもらおうと、折り鶴作りを体験するイベントが28日、広島市中区の平和記念公園であった。欧米やアジアなど24の国・地域から訪れた77人が参加した。

 公園内のレストハウス前に机を置き、スタッフ12人が参加を呼び掛けた。英語で折り方を説明しながら、原爆の子の像に手向けられた折り鶴から再生した15センチ四方の紙で制作してもらった。

 ドイツから訪れたアンドレアス・ローグリンさん(37)は「母国でも友人たちと作って、広島で学んだ戦争の恐ろしさを共有したい」と話していた。

 観光案内所などを運営する広島観光コンベンションビューローが昨年に続いて企画した。(新山京子)

(2017年5月29日朝刊掲載)

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