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[核なき世界への鍵] 禁止条約 行進で後押し NY 被爆者など2000人

 「核兵器禁止条約」の制定を後押ししようと、交渉会議が開かれている米ニューヨークで17日、市民によるデモ行進があった。婦人国際平和自由連盟(WILPF)が呼び掛け。渡米中の広島、長崎の被爆者や、米国の反核、平和団体のメンバーたち約2千人が「核兵器の禁止を」と訴え、高層ビルが立ち並ぶマンハッタンを歩いた。(ニューヨーク発 水川恭輔)

 参加者はタイムズスクエア近くを出発。雨の中、「BAN(禁止)」と記した横断幕などを掲げ、「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ」の声も響かせ、約1時間、国連本部前の広場まで行進した。日本原水協代表団の一員として、被爆2世で広島県被団協(佐久間邦彦理事長)の大中伸一事務局次長(66)や被爆3世で県原水協の弘中孝江事務局次長(31)も加わった。

 広場での集会では、1歳の時に長崎で被爆した日本被団協の和田征子事務局次長(73)が発言。原爆による朝鮮半島出身者や米国人捕虜たちの被爆に触れて「核兵器は国籍や人種を問わず、多大な被害をもたらす」と強調し、廃絶を訴えた。集会にはホワイト議長(コスタリカ)も訪れた。

(2017年6月19日朝刊掲載)
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