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ミサイルを想定 児童ら避難訓練 岩国の通津小

 岩国市の通津小で23日、北朝鮮の弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練があった。ミサイル発射への対応に狙いを絞った避難訓練は同市で初めて。

 児童やPTA役員、地域住民たち約250人が参加した。午前10時、「ミサイルが発射されたもよう。頑丈な建物や地下に避難してください」と校内放送が流れると、校庭の児童は校舎へ逃げ込み、教室の児童は机の下に潜り込んだ。6年村中晴帆さん(11)は「ちゃんと避難できたけど、本当にミサイルが飛んできたら怖い」と話していた。

 同校は米海兵隊岩国基地の南約10キロにあり、児童がミサイルを話題にすることもあることから独自に訓練実施を決めた。宮井信明校長(57)は「避難の仕方は体で覚えることが大事。学校でできることをきちんとする」と話していた。(加田智之)

(2017年6月24日朝刊掲載)

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